以前は、胃カメラと言えば、口からやる(経口内視鏡)のが当たり前でしたが、最近は、内視鏡自体を細くする技術が進んで、鼻から(経鼻内視鏡)でも内視鏡を挿入する事が可能になりました。人間の舌の奥には、危ういな異物が入ってきた時に、嘔吐をする事により侵入を防ぐという防御反応センサーが備わっています。ここに経鼻内視鏡の一番の長所があるのです。その苦痛のおかげで、胃の検査を敬遠する方が多かったのです。口から内視鏡を入れると「オェッ」となる事が時々ありますが、これは、口に指を突っ込んだ時に「オェッ」となるのと同じように、人間の体の守備反応の一つなのです。でも、なぜ、経口内視鏡だけでなく経鼻内視鏡も必要になったのか?それは、口から内視鏡を挿入する事は、少なからず苦痛を伴うからです。けれども、鼻から入れる経鼻内視鏡(経鼻胃カメラ)では、そのセンサーをかいくぐって挿入することができ「オェッ」が起きないのです。ところが、鼻から内視鏡を入れるとこの防護反応が起きないのです。口から胃内視鏡(胃カメラ)を挿入すると、そのセンサーに胃内視鏡(胃カメラ)が触れてしまう事により「オェッ」が起きてしまうのです。岩国 胃腸科 医院
27/07/2020 às 09:14
胃カメラ
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